8月上旬以来、日本の株式市場の乱高下が話題となっています。日本銀行とFRB(米国の中央銀行)の金利政策の行方に端を発し、円が急騰したことが主因とされています。
米国は景気後退を受け利下げの方向へ、そして日本は物価上昇などから景気を冷やす意味で利上げの方向へ動き、日米の金利差が縮小することで相対的な円の価値が上がるという構図のようです。
下のチャートの上段は10年物米国債の利回り、下段は日本の10年物国債の利回りを示したものです。
確かに金利差はピーク時に比べると縮小してはいますが、まだ米国金利の方が高く魅力的水準です。
金利差縮小によりドル円レートが動く背景には、「円キャリー取引」というものが影響を与えています。次回は、円キャリー取引についてお話したいと思います。
※チャートの出所:SBI証券ホームページ
※チャートの出所:SBI証券ホームページ
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