政策と株価
- inokuchi
- 2024年11月5日
- 読了時間: 2分
前回で『新たな何か』の源泉となる8つを列挙しました。
①政権による政策
②米国などからの外圧
③大手金融機関の描くシナリオ
④著名な専門家による発言
⑤メディアによる扇動
⑥国民意識の高まり
⑦基幹技術の開発と普及
⑧新技術による新たなサービス です。
今後は、この①〜⑧の過去の具体的な事例を挙げて説明していきます。今日は①政権による政策です。
第二次安倍政権が掲げた「アベノミクス」です。アベノミクスが目指したのは、足りない需要を金融・財政政策を中心に作り出し、景気を回復させることで需給ギャップを埋め、物価を緩やかに上昇させようという主旨でした。
アベノミクスは「三本の矢」から構成され、第一の矢が「大胆な金融緩和」、第二の矢が「機動的な財政政策」、第三の矢が「民間投資を促す成長戦略」でした。
アベノミクスは期待されたほど効果が出なかったという向きもありますが、表面上の結果だけを見てアベノミクスをネガティブに評価することは誤り。
市場参加者たちは、このアベノミクスが唱えた三本の矢という物語に明るい未来を想像し、結果、株価(日経平均株価)は大きく上昇しました。下記のチャートにある通り。

出所:時事エクイティ
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