ポートフォリオ
- inokuchi
- 2024年10月24日
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以前「市場リスク」と「個別銘柄リスク」の2つで株式のリスクが構成されていることをお話しました。
市場リスクをコントロールすることはできませんが、β値を用いて市場全体(株価指数)との相関を高めたり、低めたりすることは可能です。
今日のグラフは、リスクやリターンの小さな株式Aと、リスクやリターンの大きな株式Bを組み合わせ、AとBの比率の変化によるリスクとリターンを示した図です。個別銘柄リスクについてお話します。
株式Aの組入れを100%から徐々に減らしていき、株式Bの組入比率を高めていくと、当然、縦軸のリターンは上昇していきます。
それとともに、ある一定の組入比率まではAとBの合成銘柄のリスクは横軸にある通り、軽減されていくのです。(青色の曲線)
リスクとリターンの低い株式Aにリスクとリターンの高い株式Bを組み入れることにより、リターンが高まるのは当然ですが、リスクが低いはずの株式AよりもAB合成の方がリスクが軽減されるのです。
前回お伝えしました相関係数が背景にあるのです。いわゆる分散投資の効果です。
複数の銘柄で構成されたものをポートフォリオと言います。

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