如何に資産効果を高め、そのことによって日本経済を活性化していくかが私のテーマです。
大学院でのファイナンスの授業では、まず伝統的ファイナンス理論を学びます。この理論は、コーポレートファイナンスとして、事業での投資の際などには役に立ちますが、株式投資などの資産運用においては無力のようにずっと感じてきました。
伝統的ファイナンス理論では２つ前提があります。市場が効率的であること、そして人間は必ず合理的に判断し行動するということです。
しかし、市場は決して効率的ではありません。人間も常に経済的な合理性だけを求める存在ではありません。
そのため、株式市場で成果を上げるためには、ケインズが提唱した「アニマルスピリット」という概念を知ることが大切になるのです。
明日からは、このアニマルスピリットをベースとした市場の見方についてお話を展開していきたいと思います。
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