前回でドル円為替レートについてお話しました。その中で、将来的には１$=200〜250円もあろうかとコメントを書きました。
おそらく多くの方は疑問をお持ちになったのではないでしょうか。これは私の「歴史観」に基づく考えです。
過去にも似たような事例がありました。英ポンドと米ドルの関係です。パックスブリタニカと呼ばれていた頃は、１ポンドを手に入れるには約４ドルが必要でした。
しかし、現在では１ポンドは、約1.3ドルで交換できます。ポンドは４→1.3に価値が減価してしまいました。約1/3です。
ドルに対する円の高値は、1995年や2011年の１$=70円台です。過去の英ポンドのように価値が1/3になるとすると１$=200円も不思議ではないですね。
因みに、英国ではポンドの価値が下落していく過程で海外資産へ投資する国際分散投資が進んでいきました。そういえば、年初からの新NISA開始以降いわゆる「オルカン」への投資が日本で進んでいると聞きます。
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